仙台・青葉まつりのあゆみ

HISTORY

伊達の心意気を
次代へつなぐ
仙台・青葉まつり

受賞歴

2017年 地域伝統芸能大賞・活用賞
2020年 河北文化賞

あゆみ

第1回(1985)

第2回(1986)

第4回(1988)

第6回(1990)

第1回昭和60年(1985)

伊達政宗公の350回忌にあわせて、「伊達政宗公350年祭 青葉まつり」として開催。青葉山公園に城下町の街並みを再現し、37日間の会期中、様々な催事を実施。5月26日に行われた市民パレードには80団体3,736名が参加、仙台市立第一中学校の生徒40名によるすずめ踊りが披露された。

第2回昭和61年(1986)

名称を「仙台・青葉まつり」とし、5月の第3日曜日とその前日を開催日とする。仙台の伝統文化に触れることができる催しが行なわれ、パレードには青葉神社神輿渡御が加わった。

第3回昭和62年(1987)

NHK大河ドラマ「独眼竜政宗」の主演・渡辺謙さんらがパレードに参加。観客が40万人にも達したためパレード参加を中断し急遽仙台市役所バルコニーであいさつを行った。「新・すずめ踊り大賞」コンテストを初めて実施、13団体が出場した。

第4回昭和63年(1988)

開催テーマに「復興仙台山鉾」を掲げ、仙台・青葉まつりのシンボルとして山鉾5基を製作。サンモール一番町商店街にて展示お披露目し山鉾巡行が行なわれた。仙台・青葉まつり写真・絵画コンクールがはじまる。

第5回平成元年(1989)

新たに山鉾5基を製作し、山鉾が10基となる。青葉神社の神輿渡御、武者行列、山鉾10基の華麗な時代行列が一大歴史絵巻を繰り広げた。

第6回平成2年(1990)

すずめ踊りコンテストの参加者が25団体・約750名となる。パレードには仙台の伝統工芸品「松川だるま」や仙台出身の大横綱「谷風」、仙台城を模した山車等が加わりより充実した巡行となる。

第7回平成3年(1991)

小中学生を対象とした「子すずめ大賞」を初開催。土曜日に行なわれていた「前日祭」の名称を「宵まつり」とする。商店街の各店が自慢の品や旨いものを販売するバザールは名称を「杜の市」とし4会場で109団体が出店。

第8回平成4年(1992)

仙台商店会青年部連合会(現在の仙台商工会議所青年部)が中心となって第2回から行なわれていた「子と親のウォークラリー」のコースが、政宗公ゆかりの深い北山五山に変更して実施された。

第9回平成5年(1993)

パレードコースが一番町通から東二番丁通に変更となり、皇太子殿下ご成婚祝賀グループがパレードの先導隊を務めた。青葉神社神輿渡御、時代行列に続き、山鉾10基がビル街を巡行した。

第10回平成6年(1994)

時代行列に伊達家先祖の地とされる栃木県真岡(もおか)市から中村城顕彰会の方々が凛々しい裃(かみしも)姿で参加。パレードに華を添えた。

第12回(1996)

第15回(1999)

第19回(2003)

第20回(2004)

第11回平成7年(1995)

新たに「政宗公兜山鉾」(日専連仙台会)が製作され山鉾が11基となる。日専連50回全国大会(仙台開催)の協力により「盛岡さんさ踊り」「花輪ばやし」「鷹巣大太鼓」「五葉山火縄銃鉄砲隊」等が県外から特別参加。

第12回平成8年(1996)

市内を練り歩いていた山鉾巡行は、この年、東二番丁通の700m(青葉通から定禅寺通まで)に11基の山鉾が整列し、初めて停止演技を行なう。市民広場で五葉山火縄銃鉄砲隊による火縄銃鉄砲演武が披露された。

第13回平成9年(1997)

前年の東二番丁通に加え定禅寺通でも山鉾の停止演技が行なわれ観衆を魅了した。すずめ踊りコンテストは3つの大賞(すずめ踊り、子すずめ、お囃子)を一本化し「すずめ踊り大賞’97」とした。

第14回平成10年(1998)

最も艶やかで勇壮な巡行を披露した山鉾に贈る「青葉まつり協賛会長賞」を制定。第1回協賛会長賞は「七福大太鼓山鉾」(七十七銀行)が受賞。1,000人の市民による仙台すずめ踊り町流しが行なわれた

第15回平成11年(1999)

この年、本まつり開催の1週間前に行なわれる「いちばん踊り」が始まる。宵まつりは予定通り実施されたが、本まつりは雨天により中止となった。この年、「仙台・青葉まつり」公式ホームページを開設。

第16回平成12年(2000)

前年までJR仙台駅で行なわれていたパレードの出発式を市民広場に会場を変更。市民パレードのすずめ踊り町流しにすずめ山車が初登場。

第17回平成13年(2001)

仙台開府400年祭記念行事として、市民会館大ホールでの開祭式、伊達火縄銃鉄砲演武、姉妹都市の徳島市から「徳島阿波踊り」、宇和島市から「牛鬼」「八ツ鹿踊り」の伝統芸能が披露された。仙台すずめ踊りの参加者は67祭連約2000人と過去最高となった。仙台・青葉まつりをデザインしたふるさと切手が発行された。

第18回平成14年(2002)

アジア青年会議所会議(ASPAC)参加者が揃いの法被(はっぴ)で宵まつりに参加。本まつりの山鉾巡行に来仙中のイタリア公使が参加。2002FIFAワールドカップでの宮城スタジアム第1戦のオープニングで仙台すずめ踊りを披露。

第19回平成15年(2003)

一般公募で選ばれた仙台市内の小学生36人が甲冑に身を包み、伊達政宗公に扮した「ちびっこ政宗君」がパレードに参加。まつりに爽やかで瑞々しい華を添えた。

第20回昭和60年(1985)

開催20回を記念し公式ガイドブックを発行。6年の歳月をかけた仙台城石垣修復、平成の大修復を終えた国宝・大崎八幡宮のそれぞれの式典で仙台すずめ踊りの祝いの演舞が披露された。

第25回(2009)

第29回(2013)

第30回(2014)

第35回(2019)

第21回平成17年(2005)

定禅寺通、市民広場に桟敷席を設置。仙台すずめ踊りの他、山鉾停止演技、階子乗り演技、鉄砲隊演武等をゆったりと観覧することができた。時代絵巻巡行にすずめ踊り大流しが加わった。

第22回平成18年(2006)

公式マスコット「青葉すずのすけ」が登場。仙台すずめ踊り参加祭連が106と初めて100団体を超える。大阪府堺市から「泉州堺雀組」を中心に90名が青葉まつりに初参加。

第23回平成19年(2007)

仙台すずめ踊りコンテストを初めて屋内「市民会館大ホール」で実施。コンテストの対象に、「学生祭連」と「祭連対抗個人戦」が加わり、白熱した演舞が繰り広げられた。

第24回平成20年(2008)

仙台・青葉まつりの幕開けを伝え、踊りに使用した扇子に感謝し供養する祭事「扇子供養感謝式」を3月に青葉神社で実施した。まつりには仙台の伝統工芸に触れる場として「青葉職人屋台」が出店。

第25回平成21年(2009)

本まつりの当日、朝からの雨によりパレード「時代絵巻巡行」が中止となる。様々な芸能を披露していた「芸能祭」の名称を「伊達縁(だてえん)」に変更し2日間実施。第25回開催を記念し、仙台すずめ踊り特別演舞「伊達の舞」を市民会館大ホールで行なった。

第26回平成22年(2010)

前年の雨天により中止となった鬱憤を晴らすかのように、圧巻の「時代絵巻巡行」が行なわれた。開祭式と仙台すずめ踊りコンテストは、市民会館から市民広場ステージに会場を移し行なわれた。

第27回平成23年(2011)

3月11日に発生した東日本大震災のため中止となるが、6月18・19日に「元気発信!ともに前へ 仙台すずめ踊り」を勾当台公園市民広場等で開催。震災復興への願いを込めた仙台すずめ踊りが披露された。

第28回平成24年(2012)

仙台・青葉まつりを震災復興に向けての力を生み出す祭りと位置づけ、宵まつりに提灯を灯した復興祈願山鉾(現在の宵山鉾)巡行、すずめっ子1000人祭連を実施。武者行列も拡大し荘厳な時代絵巻を演出。

第29回平成25年(2013)

大型観光キャンペーン「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」のこの年、JR仙台駅での仙台すずめ踊り歓迎演舞を行う。一番町では七夕飾りと山鉾、仙台すずめ踊り演舞のコラボレーションを実施。

第30回平成26年(2014)

30周年記念事業として定禅寺通に巨大提灯を供えた伊達門の設置、仙台木遣りの復活が行われた。時代絵巻巡行に大名行列を加え、宇和島市の郷土芸能・牛鬼が参加し華を添えた。仙台・青葉まつり30周年記念誌を発刊した。

第31回平成27年(2015)

宇和島藩400年祭を記念し、宇和島市民から宇和島藩祖伊達秀宗ひでむね公とその従者役を選出、時代絵巻巡行に参加いただいた。川越から参勤交代行列も加わり華やかな時代絵巻巡行となった。開祭式では、仙台すずめ踊りのお囃子の吹奏楽バージョンが聖ウルスラ英智高等学校吹奏楽部により披露された。

第32回平成28年(2016)

信州上田より上田城甲冑隊が参加。仙台出身の大横綱・谷風のオブジェを山車に乗せた「谷風山車」を青葉区の小中学生のちびっこ力士たちが引き手となり四股しこ踏みのパフォーマンスも披露しながら巡行した。

第33回平成29年(2017)

伊達政宗公生誕450年記念行事として実施。宇和島伊達家13代御当主・伊達宗信氏が参加。伊達家18代御当主・伊達泰宗氏とともに騎乗にて時代絵巻巡行に参陣。宇和島市長、北海道白老町長、米沢市長、大崎市長と伊達家ゆかり市・町からのゲストが参加。せんだいメディアテークにて姉妹都市トークセッションを実施した。

第34回平成30年(2018)

仙台すずめ踊りは仙台駅東口に演舞場を増やし過去最高の145祭連4,596名が参加。北海道倶知安くっちゃん町の無形民俗文化財「羊蹄ようてい太鼓」が披露された。

第35回令和元年(2019)

令和奉祝事業として奉祝提灯の掲出と東二番丁通・定禅寺通での一斉礼砲式を実施。火縄銃の轟音により邪気を払い、新年号の幕開けを祝った。時代絵巻巡行に過去最高の163団体6,546人が参加。

第36回令和2年(2020)

新型コロナウイルスの流行拡大に伴い中止。

第37回令和3年(2021)

新型コロナウイルスの流行拡大に伴い中止。

第38回令和4年(2022)

新型コロナウイルスへの感染予防対策を徹底、規模を縮小して開催した。

第39回令和5年(2023)

4年ぶりの通常開催で時代絵巻巡行が復活した。仙台市の観光姉妹都市徳島市の阿波踊りが参加した。